内服による人工妊娠中絶を選ぶ方も増えてきていますので、再掲です。
メフィーゴパックという飲み薬になります。
ただし内服での中絶をするためにはいくつかの条件を満たす場合となりますのでご注意ください。
1)あくまで人工妊娠中絶ですので、母体保護法に基づき、母体保護法指定医のもとで行います。同意書も必要となります。
2)2回内服をするのですが、1剤目の内服時に妊娠9週0日を超えている場合はできません。妊娠週数は、最終月経から又は超音波法により決定されます。(9週0日を超えている場合は手術のみになります)
3)日程の調整などをした後、検査(採血、子宮頸がん検診、おりもの検査、心電図検査)をしていただいています。この検査は、中絶手術をする場合と同じ内容になります。
4)1剤目と2剤目は約48時間あけて行います。当院では1剤目を月曜日か水曜日におこなっています。内服後一旦帰宅していただきます。
1剤目月曜なら2剤目は水曜日、1剤目水曜日なら2剤目は金曜日になります。
5)1剤目で中絶が終了(内容物が排出される)ことも稀にありますが、多くの場合は2剤目を飲んで数時間以内に排出されますので、2剤目内服後入院(昼間の1日入院)していただきます。
6)2剤目内服し、その日の午後3〜4時の段階で排出されない場合は、その日のうちに、中絶手術に変更させていただきます。
7)費用は、17万円を事前にお支払いいただき、内服だけで終了した場合は5万円を返金させていただいています。90%以上は手術をせずに済むと言われています。
8)1週間後くらいの診察がありますので必ず受診してください。子宮内に遺残がないか(残っていないか)など問題ないか確認をいたします。
9)細かな注意点などは、診察時にご確認ください。
参考)厚生労働省:いわゆる経口中絶薬「メフィーゴパック」の適正使用等について