お腹の中の赤ちゃんが、どのような病気や異常を持っているか検査をして診断することを出生前診断と呼びます。
出生前診断を行うことで、赤ちゃんの先天性疾患の一部(形態異常や染色体異常など)を調べることができるため、妊婦さんや赤ちゃんのからだを守ったり、生まれた後に重い病気にならないよう準備できる可能性もあります。
出生前診断は、それだけでは結果が確定しない「非確定的検査」(以下の検査の②~⑦)と、それだけで結果が確定する「確定的検査」(⑧の「羊水検査」)の2種類に分けられます。
一部の検査は早期に実施する必要がありますので、まずはお早めに①「遺伝カウンセリング」をご予約ください。
出生前診断をご希望の方には、まずは遺伝カウンセリングを受けていただきます。
出生前診断とはどのようなもので、どのような検査があるのか専門医がご説明し、今後の方針を計画していきます。
赤ちゃんへの病気の遺伝のご心配などがありましたら、その際に遠慮なくお聞かせください
NIPT(新型出生前診断)とは、ママの血液中にあるあかちゃんのDNAを調べることでおなかの中の赤ちゃんが染
色体疾患をもつ可能性をみるための検査です。当産院はNIPT(新型出生前診断)の公認施設になっています。
超音波検査を用いたスクリーニング検査で、初期に診断可能な胎児形態異常と、胎児の後頚部・鼻骨・心臓など
の観察により染色体異常(ダウン症・18トリソミー・13トリソミー)の可能性を検査します。
胎児の後頚部のむくみ(NT)を超音波で計測することで、染色体異常(ダウン症・18トリソミー・13トリソミー)
の可能性を判定します。
高精度の計測を行うために、当産院では国際NT資格(FMF認定資格)を有した医師による検査を行なっています。
胎児の後頚部のむくみ(NT)の測定値と、妊婦さんの血液中の血清マーカーの解析値から、胎児染色体異常(ダ
ウン症・18トリソミー)である可能性を判定します。
妊婦さんの血液中に含まれる4種類の成分を測定し、胎児がダウン症、18トリソミー、開放性神経管欠損症であ
る可能性について判定します。
超音波検査を用いたスクリーニング検査で、この段階では主に胎児外表奇形と呼ばれる、目で分かるレベルの身
体の異常を検査します。
確定的検査に位置付けられており、これにより診断結果が確定します。
羊水中に含まれる胎児の細胞を採取し、主に染色体の変化(染色体異常)があるかどうかを調べるための確定的
検査として実施されます。
検査項目 | 実施 時期 |
料金 |
---|---|---|
1遺伝カウンセリング | 初回 | 6,000円 |
2NIPT(カウンセリング) NIPT(検査) |
8週~ 10週~ |
6,000円 140,000円 |
3初期超音波スクリーニング | 10週~ 13週 |
11,000円 |
4胎児頸部浮腫(NT) | 11週~ 13週 |
5,000円 |
5ファーストスクリーン検査 | 11週~ 13週 |
39,000円 |
6クアトロ検査 | 15週~ 18週 |
28,000円 |
7中期超音波スクリーニング | 20週前後 | 17,000円 |
8羊水検査 | 16週前後 | 140,000円 |
※全て予約制となっております。