A）流産が2回あった場合「不育症」と考え、ご希望があれば検査をすることができます。

流産は全妊娠の10～15％で起こるとされています。したがって、流産を2回繰り返すことは確率的には決してまれではありませんが、次の妊娠をすることが不安になる方も多いと思います。

不育症の原因は多岐にわたり、どれを検査すれば良いのか全国的な統一はできていません。また研究的な検査まで行っても、約65％のカップルで原因を見つけられないとされています。2021年発表された「不育症管理に関する提言」では、現状の中で推奨される検査と研究的な検査を選ぶことで、一般医院でも対応可能なものがあることが示されました。

当院でも、推奨されている検査、たとえば甲状腺機能異常・抗リン脂質抗体異常・染色体異常・子宮形態異常などの検査ができますので、ご心配な方はどうぞご相談ください。

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